Posts categorized “空街”.

naoaki「空街 - チェックイン -」

「昨年にこのホテルをご利用になられていますよね。」 「いや、今回はじめて来ました。」 「○○様ですよね、確かに記録が残っています。」 「覚えがないです。同姓同名の方でしょうか。」 「KK大学の○○さんとして宿泊されています。」 「はい、確かにKK大学出身ですが。私が忘れているだけでしょうか。」 「、、、お気になさらないでください。」 深夜2時のチェックインの時の話し。 どちらかといえば、記憶が弱い自分の方が分が悪い。 おそらく、もう1人の自分は昨年このホテルに泊まっていて、 今日の僕と同じように、1人の夜を過ごしている。

tomohiro「空街でのはなし〜魔法〜」

ビリビリビリ。玄関でマジックテープ式の上着を脱ぐ。 「うるさいわね。」 彼女は寝ていたらしく目をこすっている。 「なんとかならのいのかしらね。その音。」 「この音がいいんだろ?」 「あら、どうして?」 「君が起きた。」 「、、、まるで魔法ね。」 「そうさ。」